製造1課のナカムラです。
スポットでは2枚の板(部品)を過圧して電流を流し溶接していきます。
この時にこの2枚がズレないよう様々な方法で位置合わせをしています。
今回は治具で位置合わせをするパターンにて、不都合があったので改良していきます。

製品側はt1.0 t1.0で、治具側はt2.0です。
片側をスポットすると反対側が少し浮き、スポットしていない側が治具の上にt1.0が
乗っかってしまうことがあります。
その状態で加圧してしまうと

↓変形 ※図は別製品
この様な変形をしてしまいます。
前振りが長くなりましたが、これを防ぐ為の改良です。
設計課に相談した所、治具の高さが有れば良いのでは?とKさんのアドバイスにて

t2.0の治具にt1.6を重ねスポットし完成です。
この手の治具の物で同じような製品もありますので、
今後も改善を進めていこうと思います。
寒くなってきましたので、皆様ご自愛ください。